cocochiya閉店に際して
どうもです。ナオさんです。
ロケットウェブというシステム開発会社を経営しています。
自由が丘のcocochiya(ココチヤ)、こちら2024年4月29日で閉店しました。
志が高く想いのある生産者さん達を応援したい。
生産者と食卓を繋ぐハブを作りたいと、cocochiyaをオープンさせました。
一言で「食」と言っても、日本の労働人口低下や、食料自給率問題。
日本自体の国際的な競争力も低下していて、ますます「食」の安心安全は脅かされている。
何処の誰が、どんな想いで作ってくれているのかも知らない食べ物を、当たり前のように口にする毎日。
全国には心ある生産者さん達がいらっしゃって、冬は寒さで手足がかじかみながら、夏は暑さで汗水を垂らしてさ。
それでも「美味しくなぁれ」って、早朝から毎日重労働してくださってる。
そんな生産者さん達が作られたものを、当たり前に口にしたいと思うじゃない?
彼ら、彼女らの姿を見たら、自然と頭が下がるし、何かできないかと思うじゃない?
cocochiyaは、そんな生産者さん達が安心して生産できる仕組み作りと、そして我々消費者側の意識を変えていくプラットフォームでした。
何故なら、どんな良い商品があっても、それを認め選んで下さるお客様を増やしていかないことには、維持できないからです。
この cocochiyaの仕組みを全国に増やしていきたかったので、私が居なくてもお店が回る仕組みづくりを意識して設計していただきました。
知り合いなどお声がけすると、どうしても「ナオさんはいつなら店に居ますか?」となる。
そうじゃなくて、私が居なくてもcocochiyaへ足を運んで下さる仕組みを作りたかった。
お客様をスタッフに繋げたかったし、お客様に商品やコンセプトのファンになっていただきたかった。
そして、それこそ人生の集大成として、私が居なくてこの思想が残っていけば本望だと。
それは例えるなら「文化」だと思う。
日本で、もっとオーガニックや自然農法(呼び名はどうでもよくて、この思想やこの想いこそが大切)を広めたくて、みんなが知った上でどう取捨選択するかは自由だからね。まずは、この文化のために走ってきた。
残念ながら、その想いは実らず、お店は無くなってしまいました。
ただ、cocochiyaにも多くのお客様にご来店いただきました。
どうか一人でも多くのお客様が、志ある生産者さんを引き続き応援していただけると嬉しいです。
例えるなら、未来へのバトンです。
私の力では、未来へ繋ぐことが出来ませんでした。
キミに託します。どうか未来へ、この想いを届けてください。
宜しくお願いします。
この記事を書いた人
- 栃木県宇都宮市出身、栃木県と港区のダブルプレイス。RocketwebというIT企業を栃木県で、cocochiyaというオーガニックの八百屋を目黒区自由が丘で、それぞれ運営している笑顔好きな人。
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