能登支援(2024年3月)
ナオさんです。
栃木県小山市でシステム開発の会社を経営しているのと、目黒区自由が丘でオーガニックのスープ屋さんと八百屋さんを運営しています。
能登の災害ボランティア炊き出しとして3月9日・10日の2日間、石川県に行ってきたよ。
能登半島の市町村はこんな感じ、全12市町村で成り立っている。
(輪島市、志賀町、羽咋市、宝達志水町、かほく市、津幡町、内灘町、珠洲市、能登町、穴水町、七尾市、中能登町)
今回の目的地は、先端にあたる珠洲(すずし)市にある避難所の一つ、緑丘(みどりがおか)中学校。
高速道路を降りて県道を走っていると、ブルーシートに覆われた民家が少しずつ増えてくる。
そして街の中心部に近づくにつれ、民家が増えてくるので被害が集中していて、何処もかしこも瓦礫の山で見るも無残。
耐震補強がされているであろう郵便局などはしっかり残っていて、その周辺の瓦礫の山との差が、また痛々しい。
車の窓から、瓦礫の山をシャッターに収めていて、スマホの中にどんどんと悲惨な画像が増えていくなと。
そんなことを感じていた矢先、我々の車両に手を合わせるご老人の姿を目にした途端、ハッと我に返る。
何しに能登へ来たんだと・・・。
気持ちを切り替え、避難所へ到着。
ご挨拶を済ませ、さっそく準備に取り掛かる。
炊き出しのメニューは・・・。
栃木県野木町にあるラーメン屋さん「七色の落書き」さんから鶏塩ラーメンの提供
目黒区自由が丘のcocochiya<ココチヤ>からオーガニック玉ねぎのスパイススープ提供
そして、和歌山県の福島小学校3年生の皆さんからメッセージカード付きのクッキーやお菓子のセットを提供
それぞれに喜んでくださって、訪問してほんと良かったと、そんなひと時でした。
あの瓦礫の山を見ると、復興は遥か先に感じる。
また、何をもって復興が終わったとするのかも、ほんと悩ましいと思う。
この地にどれだけの方が残るのか、また残っていけるようにデザインが出来るのか。
ありたい姿と、あるべき姿との格差をどうするか、ほんと難しい。
それぞれに葛藤があり、おのおの正義が異なり、対立の構図も見えてくる。
簡単に答えは出ないし、正解は無いなと思うね。
ともあれこういう部分は賢い人達にお任せし、我々は淡々と出来る支援を進めようと思う。
だってさ、みんなの想いは1つ。
この能登の地から「悲惨」の2文字を無くしたい。
ただそれだけなんだから。
それでは仕事に戻ります。
本日もどうぞ宜しくお願いします。
この記事を書いた人
- 栃木県宇都宮市出身、栃木県と港区のダブルプレイス。RocketwebというIT企業を栃木県で、cocochiyaというオーガニックの八百屋を目黒区自由が丘で、それぞれ運営している笑顔好きな人。
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