DAO的な組織とは

どうもです。
ナオさんです。

最近、DAOという言葉を目にする機会が増えた。
皆さんは如何ですか?

日本人ならではというのか、聞いたことが無い横文字を並べると、先進的なイメージになるから不思議だね。
んでやっかいなのは、その先進的なイメージをさせる言葉は、それと同時に絶対的に正しいみたいな認識になるのも怖いね。

プログラミング業界では、DAOという言葉は昔からあって、DAOといえば Data Access Object のこと。
Data Access Object とは、データベースというデータが入った箱があって、WEBサービスなどシステムからそのデータが沢山入った箱に対して、読み書きをするための仕組みや作法みたいなものをDAOと呼んでます。

ただ、ここでネタにするDAOはそれとは別で、 Decentralized Autonomous Organization のこと。
現代において、組織を形成・運営していくための知恵の提案です。

例えば、草フットサルのチームを作ったとするじゃない?
管理者がいてメンバーが居てさ、集まって練習して、時々試合してさ、終わると飯食べたり飲んだり。
練習場所やら、次回の対戦相手は管理者が決めるとかとか。

んで、管理者が忙しくて手が回らなくなったり、メンバーが減ってきても新規勧誘に手が回らなくなると、運営がままならなかったり、メンバーが集まらずチームが存続出来なかったりして、お休みに入るって流れだよね。
総じて、管理者の負担が大きく、メンバーの維持も大変だった。

DAOでは、このピラミッド型の組織ではなく、目的に向かって協力する人を集めた横並びの組織。
もしくはある目標を囲いこむように集り、それぞれが手を貸していく、同じ目標を持つ同志のような集合体。

今の世の中ってさ、趣味や趣向が多様化したことで、独りで事を成す人も増えているじゃない?
小さな目的は、独りで動いて達成しやすくなっているかもしれないね。
その反面、ある程度の人数やパワーをかけないとたどり着かないことについては、労働人口も減り、人が集まりにくいゆえにハードルが上がっている印象がある。

この解決策として、DAOがある。
ピラミッド型、命令で動くような組織をやめ、特定の所有者や管理者が存在せずとも、事業やプロジェクトを推進できるボランティア的な仕組み。

人的リソースの問題を解決出来て便利そうな仕組みなんだけど、従来の組織とは異なり何でも実現できる訳ではないね。
1)多数決で物事が決まる
2)応援されやすい(応援しやすい)目標
3)間違いも許す寛容さ

1)多数決で物事が決まる
横並びの組織なので、決め事の権利は皆さん平等。
個々で捉えると、時に決まる結果に不服が出る場合も当たり前にあるよね。

2)応援されやすい(応援しやすい)目標
必ずしもお金で集まる組織ではないから、社会的な課題など伝わりやすいテーマの方がDAOが組みやすい。
俺がこれやりたいでは難しく、感情を刺激するみんなでこれやろうなど、理解して貰いやすいものが良いね。

3)間違いを許す寛容さ
良かれと進めたことが、別の人からしたら悪い結果を招くこともある。
DAO組織では思い通りにならない場面もあり、より寛容的な感覚が求められるし、それこそ運営維持のために必要という認識も必要だね。

今も昔も、独りで大きなことを成すのは大変でさ。
DAOの組みを利用することで、その課題解決に向けてチームを作り進んでいけるのは魅力的だよね。
もちろん、自身の思い通りにならないケースも出てくるよ。
けどさ、そんなのは飲み込んで新しい組織の形、チームの形として、DAOという考え方。
今の時代にマッチしていて魅力的な在り方だと思う。

皆さんの組織はどんな組織ですか?
ピラミッド型かな?それともDAOのような組織?

それでは現場に戻ります。
本日もどうぞ宜しくお願いします!

この記事を書いた人

ナオさん
ナオさんceo
栃木県宇都宮市出身、栃木県と港区のダブルプレイス。RocketwebというIT企業を栃木県で、cocochiyaというオーガニックの八百屋を目黒区自由が丘で、それぞれ運営している笑顔好きな人。