組織に貢献する働き方とは

ロケットウェブの大樹直人です。ナオさんと呼ばれています。
プロジェクト管理、プログラミング、OA事務、運用など、幅広いITサービスを提供しています。

組織にとって、そこに関係するスタッフの働き方は、業績や成長に大きく影響を与えます。私一人で孤軍奮闘してもたかが知れていて、スタッフみんながいてくれて今があります。
そしてスタッフ一人ひとりにおいても、単に与えられたタスクをこなすだけでなく、周囲を巻き込み、組織全体を活性化できる人材こそが、組織においては理想的な存在であることは間違いないね。なかなか難しいことなんだけどね。

以下、意識や行動を軸にタイプ別に3種類置きました。
皆さんはどのタイプに当てはまりますか?

指示を待たず自ら行動する人

会社に貢献するスタッフとしてまず挙げられるのが、指示を待たずに自ら行動できる人だよね。常に周囲の状況を把握し、課題を意識してくれたり、解決に向けて率先して行動する主体性を持っている人。

指示を待つのではなく、自ら考え、行動することで、迅速な意思決定と実行が可能になるものね。また問題を先読みして予防策を講じることにも繋がるね。

例:

  • 営業担当が、顧客との商談内容を分析し、新たなニーズを察知して共有する。
  • エンジニアが、開発中のシステムに潜在的な課題を発見。指示を待つことなく、自ら調査を行い対応案を共有する。

指示を受ければ確実にこなせる人

指示を待たずに自ら行動できる人とは対照的に、指示を受ければ確実にこなせる人も会社にとってありがたいです。与えられた仕事を正確かつ丁寧にこなし、チームワークを重視しながら周囲と協力して目標達成に貢献してくれる。

指示に従順で協調性が高い人材は、組織全体の円滑な運営に欠かない。またミスが少ない傾向があり、安定した業務遂行が可能となりチーム全体の信頼を高めることができる。

例:

  • 事務のスタッフが、上司から指示された資料作成を迅速かつ正確に行い、不明点は積極的に質問し共有する。
  • テスターが、指示された通りに作業を行い品質管理に努める。またメンバーと協力し納期内に目標達成を目指す。

指示されても動けない人は会社にとっての損失

残念ながら、指示されても動けないスタッフさんもいるかもしれない。自ら考え行動することができず、指示を待つばかりになってしまう。あるいは指示内容を理解できず質問ばかりで手が動かせないってこともあるかもしれない。

このようなスタッフは、業務効率を低下させ、組織全体の生産性を損なう可能性もある。さらにチームワークを乱し、周囲のモチベーションを下げるなど、ネガティブな影響を与える話しも耳にすることあるね。

例:

  • 営業担当が、顧客との商談で上司から指示された提案内容を理解できず、質問ばかりする。商談がスムーズに進まず、顧客を待たせてしまう。
  • エンジニアが、指示されたプログラム開発を途中で放棄。チーム全体のスケジュールに遅れが生じ、プロジェクト全体に影響が出る。

上記の3タイプは、組織に属するスタッフ、いわゆる人にスポットを当ててみた。
そして以下は、そのスタッフと組織の関係をまとめてみたよ。

組織の総合力と組織の最低点はスタッフが握ってる

組織全体の力は、スタッフ一人ひとりの能力が合わさったものです。個々の社員の能力を高めることはもちろん、チームワークやコミュニケーション能力など、協働的なスキルも重要になります。私はコレが出来る、僕はコレが出来ます。その総和が組織の総合力に繋がるね。

例えば、中華しか作れないなら定食屋さんになるかもしれないけど、中華も和食もフレンチも作れる。そんな多彩なスタッフがそろっていたら、結婚式場のお食事を作れるようなマルチな店が出来たりするし、3店舗別の店が運営できるかも。

スタッフの総合点は、組織全体の力を示す指標ってのは先に書いた通り。その一方で忘れてはいけないのは、組織のレベルや品質を左右するのは、スタッフの最低点であることです。

例えば、上記が飲食業だったのでそのまま例えると、素敵なレストランで接客もとても丁寧、お食事も美味しいとします。ただ、たった一人だけ、注文を間違えてばかりのスタッフさんが居るとします。他のスタッフさんと違い過ぎて浮いてるぐらい。するとその店のイメージって、その対応悪いスタッフさんを軸に作られるので、注文を間違える店って評価になります。

たとえ優秀な人材が揃っていても、最低点が低ければ、組織全体の足を引っ張ってしまう可能性がある。組織全体のレベルを向上させるって意識と、それとは別に最低点を上げる意識、その両方が必要になる。

まとめ

組織と働き方は、指示を待たずに自ら行動できる人、指示されれば行動が出来る人、そして指示されても動けない人の3種類に分けられるね。

組織全体の力を高めるためには、社員一人ひとりの能力やスキルを向上させるだけでなく、チームワークやコミュニケーション能力なども重要になるね。

組織全体のレベルや品質を左右するのは社員の最低点になる場面が多く、総合力で得た評価を、品質やレベルと呼ばれる最低点で下げかねない。

ちなみに弊社は、常に助け合いを意識してます。互助会的な組織です。
誰しも、モチベーションが下がるとか、怪我するとかあるじゃない?
そんな時にも支えていける、そんな組織をイメージしてます。

それでは仕事に戻ります。
本日も宜しくお願いします。

この記事を書いた人

ナオさん
ナオさんceo
栃木県宇都宮市出身、栃木県と港区のダブルプレイス。RocketwebというIT企業を栃木県で、cocochiyaというオーガニックの八百屋を目黒区自由が丘で、それぞれ運営している笑顔好きな人。

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