ウェブ会議で動画が停まるし音飛びするしで会議が出来ない

ロケットウェブの大樹直人です。ナオさんと呼ばれています。
プロジェクト管理、システムの設計と開発、システムのテスト。
運用設計や支援、OA事務、ネットワークや各種OA機器の提案、教育分野ではeラーニングなど、幅広いITサービスを提供しています。

ウェブ会議で、動画が停まってぐるぐる回ってるし、音飛びするので内容が分からなくて困ってると、そんな相談をいただいた。
コロナ禍までは見向きもされなかったウェブ会議ですが、ウェブ会議の便利さが浸透していて、行政もひっくるめて各種講習会やセミナーの類では、このウェブ会議サービスを利用することが鉄板にさえなっているよね。

我々、中小零細企業側も、自社の環境が整っていなくともそういう場に参加していかなければならないので、後追いになりがちですがネットワーク環境の整備って必要になってきた。
またそれにも増して、リモートワークの社員などスタッフも増えているので、朝会の時間帯などコアタイムは特に回線を圧迫することになりがち。

その一方で、「ウェブ会議が遅い」と一口に言っても、その原因になりうるものは沢山ある。
パッと思いつくのは以下かな。このぐらいが初動で思いつければある意味で合格かな?

・パソコン自体のスペックが低い
・パソコンが他アプリの影響でメモリ等が不足している(ウィルス感染も含む)
・社内の無線LANがアカウントが枯渇気味、有線LANも接続数が多くて帯域の取り合いになっている
・LAN線や、ハブ、ルーターなど10年以上使ってるなどし、カテゴリー低いので遅い
・契約プロバイダーや、契約プランに問題がある

お問い合わせの現場は、ネットワーク構成図もなく見えないところが多かったので、それこそ入口はインターネットのご契約内容から確認させていただき、末端は机の下に潜ってハブやLAN配線のカテゴリまで確認。もちろん対象となるパソコンも含めて調査。

今回、特に気になったのは、LAN線のカテゴリの部分。
それこそ私が現役の頃は、100M出てたら大喜びの時代だったけど今は違うからね。
カテゴリ5X は流石にNGでさ、カテゴリ6X 以上が必須です。以下、簡単にまとめたので参考までに!

ただ、過剰になる必要はなくて、昨今の家電量販店では、カテゴリ5x を見付けることが難しい。わざわざカテゴリ低いものを売る理由がないからね。
ジャンク品など探してるような方だけ、異様に安いから特したと思って買い込むと、カテゴリ5x だったってのはあるかもなのでそこだけご注意ください。
今回は、20年近く前のLAN配線なので、珍しいものに出くわしましたってことですね。

個人的には、回線速度って川の流れのように例えることが多い。
上流で、大きなダムがあって沢山の水が流れてきても、途中で河川が枝分かれしたり、水を組み上げられたりしてさ、水量はどんどん減っていくわけでさ。
自社のルータまで辿り着き、更に社内で取り合いになりながら、自分のパソコンに無線なり優先なりで辿り着くのはほんの僅かってこともある。
異様に遅い場合には何処かしかに必ず原因があるわけでさ、川下りなのか川上りなのか分かりませんけど、こうやって辿っていき、何処がボトルネックなのか調査していく。
そして、幾つかの解消案が出てくるはずなので、あとはご予算がまかなえるようならそのボトルネックを解消することで、ご負担やご不満を解消に繋げていく、そんな作業になります。

それでは仕事に戻ります。
本日も宜しくお願いします。

この記事を書いた人

ナオさん
ナオさんceo
栃木県宇都宮市出身、栃木県と港区のダブルプレイス。RocketwebというIT企業を栃木県で、cocochiyaというオーガニックの八百屋を目黒区自由が丘で、それぞれ運営している笑顔好きな人。

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