本を読む
年頭に何となく掲げた
「今年は本を読む」という目標。
進捗を報告すると、全然読めていません。
読んだのはこの時に写真で上げた哲学の入門書
「ヴィトゲンシュタイン最初の一歩」
の1冊のみ。

仕事の関係ではこれ以外でも4冊ほど読んでいるのですが
プライベートで読了したのはこれだけ。
まあまあダメですね。
とは言え、やっぱり本を読むと新たな視点を得ることができます。
例えば今年読了した先の本。
私にとっては初めての哲学をテーマにした本でした。
読み進めていくうちにだんだんと難しくなるのですが
まず根本の最初の章から衝撃を受けました。
「世界とは今住んでいる地球上のことを指す人が多いが実際の世界は自分の中にある」
ということでした。
私とあなたは同じ人間だけれども
私の中にあなたが入ることはできないし
あなたも私の中に入ることはできない。
よって、世界は自分自身のなかにありそれぞれ違うのだ。
「お腹が痛い」「頭が痛い」
と伝えたところで、その辛さを
100%完璧に相手が分かることはありません。
痛みに強い人と痛みに弱い人では感じ方が違うし
どんな痛さが辛いのかも人それぞれ。
寒い暑いの感じ方も個人で違うし
感情のもち方も個人で違う。
「人間」という同じ括りなだけで
それそれがそれぞれの世界の中で生きているのだというのです。
ごもっとも過ぎてうなりました。
当たり前のことなのに
脳天ぶち抜かれた感覚でした。
今まで、親や友人恋人に対しても
「なんで分かってくれないんだろ」
「どうしてこういうことするんだろ」
「この状況なんだから察してよ」
とか思うことがあったのですが
これを読んで180度思考が変わり
「分からなくて当たり前」が前提となり、
「この人はこうい人なんだな」
と冷静に判断できるので
人の行動で喜怒哀楽が左右されることが少なくなりました。
知らない世界の知識を取り入れるって
自分の成長に繋がるのでとても大事ですね。
こうやって書くと改めてそう思うのですが
なかなか読書しようという気分にならず
あっという間に今年の5か月が終わります(笑)
次に控えてるのも哲学の本。
さあ、いつ読み終えるでしょうか。。。